冠詞の使い間違いあるある!
Ciao!
今回は、動詞の学習を始めよう!
と思っていたのですが、
あと少しだけ
冠詞について
説明しておきたいことがあったので
説明しますね!
前回は不定冠詞と
定冠詞の性・数による形の変化、
そしてその2種類の冠詞の使い分け方を
学びました。
今回はその延長線上で、
今からあなたに伝えることを
覚えておかないと
あなたの言いたいことが曲解して
相手に伝わることがあります。
正しいニュアンスの文を伝える為にも
今回の内容をしっかり覚えましょう!
状況としては、
あなたが
「私の女友達と映画館に行く。」
という旨を相手に伝えるような状況
とします。
ただし、この場合、不定冠詞と定冠詞の
使い分けを見るので、
一緒に出かける女友達は1人とします。
なぜなら
前回でも説明した通り、
不定冠詞は単数形にしか付かないからです。
さて、
ではまず文を作っていくとして
「Vado al cinema con ⬜︎ mia amica.」
(訳:私は女友達と映画館に行く。)
・vado=andare(行く)の1人称単数形
・cinema=映画館
・con=〜と一緒に
ここまではイタリア語を学んでいる人は
すんなり作れます。
(ここのブログでのみ学習している人は、
動詞のあたりが
すこし分かりづらいかもしれません。)
しかし、
最後の関門である⬜︎には
「una」と「la」どちらが入るのか、
という問題は中級者でもよく悩みます。
ですのであなたは
ここで覚えて先の学習に
安心して
進んでいきましょう!
さて、
それではまず
いきなりですが
正解から発表します。
正解は、、、、、、、、
「una」
です!
それはなぜかを
今から説明していきます。
では「la」と「una」
それぞれを⬜︎に入れて
詳しく訳していきましょう。
まず、
「la」を入れた場合。
「Vado al cinema con la mia amica.」
この文の訳は
「私の(唯一の)女友達と映画館に行く。」
です。
定冠詞laを使うことで、
女友達を限定してしまい、
また共通認識を持っているということなので
「私は女友達が1人しかいないじゃん?
その1人と今度映画に行くんだ。」
というニュアンスの
何とも悲しい文章になってしまいます。
次に、
「una」を入れた場合。
「Vado al cinema con una mia amica.」
この文の訳は、
「私の女友達(の一人)と映画館に行く。」
です。
不定冠詞unaを使うと、
女友達が誰か限定しておらず、
共通の認識を持っていないので、
「女友達何人かいるんだけど、
今度そのうちの1人と映画に行くんだ。」
というニュアンスの
普通の文章として使います。
この言葉を言われた
相手方の反応としては、極端にすると
laの場合、
「(あ、、、1人しかいないんだ、、、)
へー、そうなんだぁー、、、
楽しんで来てね、、、」
unaの場合、
「へぇ〜、誰と行くの?
あ、もしかして○○ちゃん?」
となります。
unaを使うと、
まだ共通認識を持っていない状態なので、
この次の会話であなたが、
「うん、そうそう!」
と答えて、
初めてlaを使えるようになります。
ではこの文章ではlaは絶対に使えないのか?
と思われたあなた!
いいえ、決してそうではありません!
laを使うためには要は
1人の女友達を限定すればいいのです。
つまり、
どうすればいいか。
答えは至ってシンプルです。
名前を付け足せば良いのです。
「Vado al cinema con la mia amica Maria.」
この文の訳は、
「私の女友達の1人であるマリアと
映画館に行きます。」
となり、
「ただ1人しかいない女友達と
映画館に行く。」
という悲しい状況から脱却できるのです。
このようにして、
不定冠詞と定冠詞の使い分けを
覚えていきましょう!
覚える為に、
「私は○○に友達と行く」
という文を3つほど、
不定冠詞、定冠詞それぞれを使って
作ってみましょう。
定冠詞の場合は、名前を足すことを忘れないように!
今日はここまで!
Arrideverci