「知る」ってな2種類あんねん
Ciao!
今日は「知る」という動詞について
見ていきます。
何故この動詞に限定して見ていくかと言うと、
タイトルにある通り、
「知る」という意味を持つ動詞は
2種類あるからです。
なぜこのことについて
学ばなければならないかと言うと、
動詞によって取る目的語が
変わるからです。
なので、
動詞の違いを理解していなければ
正しく使えないのです。
では、
早速1つ目の動詞から説明していきます。
1つ目の動詞は「sapere」で、
意味は「知る」です。
では、違いである目的語には
何を取るのかを伝えます。
・情報のような抽象的なもの
・che+従属節で表される、ある情報
この2つです。
具体的には、
l'indirizzo(住所)、
il numero di telefono(電話番号)
などです。
例文を挙げると、
・Sai che Mario ha l'influenza?
(君は、マリオが熱を出したことを知っていますか?)
・Sapete che Antonio va in Italia?
(君たちは、アントニオがイタリアに行くことを知っていますか?)
・Sai il mio indirizzo e-mail?
(君は私のEメールアドレスを知っていますか?)
のようになります。
次に、2つ目の動詞「conoscere」について。
この動詞も、
「知る」という意味を持ちます。
肝心の目的語には、
ヒト、地名、物など物理的なもの
を取ります。
例えば、Mario、Kyoto、questo libroなどです。
これにも例文を示してみます。
・Conosci Antonio?
(君はアントニオを知ってる?)
・Conoscete Venezia?
(君はヴェネツィアを知ってる?)
・Conosco questo film.
(私はこの映画を知っている。)
などです。
つまり、
2つの動詞に取られる目的語の違いは、
触ることのできない抽象的なモノ
(sapere)、か
触ることのできる物理的なモノ
(conoscere)
に当たる訳です。
練習として、
sapereとconoscereそれぞれを
使った文章を3つずつ
考えてみましょう。
今日はここまで!
Arrideverci!