これを知らないと笑われる!イタリア語で「いる・ある」ってどう言うの?
Ciao!
今日はタイトルの通り、
イタリア語で「〜がいる/ある」
をどう言うのかを
説明していきます!
まず
なぜこれを覚えた方が良いかと言うと、
単純な話ですが、
この構文は頻繁に使われるからです。
これを覚えていないと
言うことができない事例はいっぱいあります。
より円滑なコミュニケーションを図るには
ぜひ覚えてほしいです。
今から学ぶ文法は、
英語で言うところの
「There is/are 〜(〜がある/いる)」の構文と
同じです。
イタリア語では
「C'e / Ci sono〜」で
「〜がいる/ある」を意味します。
(eの上にはアクセント記号があります。)
これは元々は
「essere」と代名小詞「ci」が合わさった
「esserci(ある/いる)」という動詞の活用
なのです。
そして、
モノや人の存在を表すので
3人称(単数・複数)で使われる
ことが多いです。
c'e + 単数名詞
-C'e Antonio? 「アントニオはいる?」
-No, non c'e? 「いや、いない。」
ci sono + 複数名詞
Ci sono molte zanzare qui.
「ここは蚊が多い。」
このようにして使われます。
3人称以外で使われているのを
見たことがないので
この2つの使い方さえ覚えていればOKです。
練習として、
自分の周りにあるものの存在を
この構文を使って表しましょう。
例) Ci sono tre caramelle sul tavolo.
(机の上に飴が3つあります。)
このようにして5つほど作って見ましょう。
今日はここまでです!
Arrideverci!
「知る」ってな2種類あんねん
Ciao!
今日は「知る」という動詞について
見ていきます。
何故この動詞に限定して見ていくかと言うと、
タイトルにある通り、
「知る」という意味を持つ動詞は
2種類あるからです。
なぜこのことについて
学ばなければならないかと言うと、
動詞によって取る目的語が
変わるからです。
なので、
動詞の違いを理解していなければ
正しく使えないのです。
では、
早速1つ目の動詞から説明していきます。
1つ目の動詞は「sapere」で、
意味は「知る」です。
では、違いである目的語には
何を取るのかを伝えます。
・情報のような抽象的なもの
・che+従属節で表される、ある情報
この2つです。
具体的には、
l'indirizzo(住所)、
il numero di telefono(電話番号)
などです。
例文を挙げると、
・Sai che Mario ha l'influenza?
(君は、マリオが熱を出したことを知っていますか?)
・Sapete che Antonio va in Italia?
(君たちは、アントニオがイタリアに行くことを知っていますか?)
・Sai il mio indirizzo e-mail?
(君は私のEメールアドレスを知っていますか?)
のようになります。
次に、2つ目の動詞「conoscere」について。
この動詞も、
「知る」という意味を持ちます。
肝心の目的語には、
ヒト、地名、物など物理的なもの
を取ります。
例えば、Mario、Kyoto、questo libroなどです。
これにも例文を示してみます。
・Conosci Antonio?
(君はアントニオを知ってる?)
・Conoscete Venezia?
(君はヴェネツィアを知ってる?)
・Conosco questo film.
(私はこの映画を知っている。)
などです。
つまり、
2つの動詞に取られる目的語の違いは、
触ることのできない抽象的なモノ
(sapere)、か
触ることのできる物理的なモノ
(conoscere)
に当たる訳です。
練習として、
sapereとconoscereそれぞれを
使った文章を3つずつ
考えてみましょう。
今日はここまで!
Arrideverci!
「できる」と「できる」の違い
Ciao!
今回は「できる」という単語
の違いについて
教えていきます!
イタリア語には
「できる」という意味を持つ単語が
「potere」と「riuscire」
の2つがあります!
では何故、
この2つの違いを分かった上で
使い分ける必要があるのか。
それは、
この2つの間で
「何を原因として出来るのか/出来ないのか」
と言う点において違いがあるからです。
勿論、
「できる」という意味を
伝えることは
簡単にできます。
しかし、
「何故できるのか/できないのか」
を伝えることができなければ
齟齬が生じる可能性もあります。
では、
実際にどのように違うのか
説明していきます。
potere「できる」
riuscire「成功する、できる」
肯定形では、
あまり違いが見受けられません。
強いて言うなら、
riuscireは「成功する」
という意味合いが
強い「できる」です。
そして、
riuscire a 〜で「〜できる」
という意味になることも重要です。
否定形の文章を見てみれば、
より顕著に違いが現れています。
1) Non posso risolvere questo problema.
2) Non riesco a risolvere questo problema.
1) (時間・手段不足で)この問題を解決できない。
2) (能力・知識不足で)この問題を解決できない。
となります。
違いを理解頂けたでしょうか。
至極簡単にまとめると、
「potere」は
自分以外の要因(大雨など)で何かができない
のに対して
「riuscire」は
自分のせいで何かができない
となります。
身近な例を挙げると、
「寝坊した(原因は自分)から
授業に出席出来ない」
と、
「嵐で電車が遅延した
(原因は嵐=自分以外)から
授業に出席出来ない」
のような違いです。
ここに先ほど述べた
齟齬が生じる要因があります。
回避するために
覚えた方がいいでしょう。
例に挙げたような
文章を自分で考えて
ノートに書いてみましょう。
例えば、
「貧乏だから靴を買えない」
「散財してお金がないから靴が買えない」
などなど。
今回はここまで!
Arrideverci!
イタリアの時間は足し算引き算!?
Ciao!
今日は、
イタリア語で「時間表現」は
どう表すのかについて
教えていきます!
イタリアの時間は足し引きで表されます。
日本が言うと
「10時+20分」「9時-25分」といった
感覚です。
何故これを覚えないといけないかというと、
使えて当たり前の表現だからです。
日本語でも、
集合時間を決める際、
寝坊して何時に寝たか問い詰められる際、
電車の乗り換え時間を尋ねる際
などいろいろ使われるように
イタリア語でも使うからです。
つまり、覚えないと損しかないのです。
では、どのように表現するのか。
11:25→ Sono le undici e venticinque.
9:45→ Sono le dieci meno quindici.
のように表されます。
「時」の部分を数字で表す場合、
1時の場合はessereの三人称単数形、
それ以外は三人称複数形で表されます。
そして「分」の部分は、
基本的に「1〜29分」の場合はeで足し、
「31〜59分」の場合はmenoで引きます。
menoを使う場合、
「時」の部分を表したい時に+1時間
することが重要です。
15分や30分など特定の分を表したい時には
特定の単語を使えます。
15分→quindici→un quarto
30分→trenta→mezza
例えば
上述した9:45は
Sono le dieci meno un quarto.
2:30を表現したいときは、
Sono le due e mezza.
と表します。
練習として、
自分の一日のスケジュールを簡単に書いてみましょう。
・6時に起きる
・7時に朝ごはんを食べる
・8時に学校へ行く
などなど、、、
今回はここまで!
Arrideverci!
イタリアで「身体」は男性から女性に変わる?
Ciao!
今日は、
「身体」に関する単語を
単数系から複数形にする時の注意点
について教えていこうと思います!
タイトルだけ見たら
何が何だかさっぱりだったと思います!
それでは、
早速説明していきます!
まず今日学ぶことは
至極単純!
「身体の部位」の単語を
単数系から複数形に変える時、
語尾と冠詞までもが
男性名詞から女性名詞に変わる、
です!
なぜこれを学ぶ必要があるかは
予想できるかと思いますが、
これを習得しなければ、
単語として不成立なものに
なってしまうからです!
では実際にどのようなものか
見ていきます!
例えば普通の単語であれば、
1. il cane → i cani
2. la donna → le donne
3. l'orologio → gli orologi
のように、
「-o」→「-i」
「-a」→「-e」
「-e」→「-i」
というふうに語尾に合わせて
語頭の冠詞も変わります。
が、しかし!
「身体部位」の単語はそうはいきません。
次のようになります。
「手」il dito → la dita
「腕」il braccio → le braccia
「卵」l'uovo → le uova
このように、
単数形男性名詞から複数形女性名詞に
語尾も冠詞も変わります!
練習として
辞書で身体を表す単語を引いて、
ノートに単数形と複数形もそれぞれ
書いてみましょう!
今回はここまで!
ARRIDEVERCI!
イタリア語文法には「法」がある?何のこと?
Ciao!
今回は、
タイトルにもある通り、
イタリア語の文法における
「法」という考え方について
話していきます。
なぜ「法」を学ぶ必要があるのでしょう。
それは、
日本語には無い
動詞の活用の分類だからです。
無いからこそ、 イタリア語を学ぶ上で、
「法」について理解することは
とても重要なのです。
つまり「法」を間違えると
自分の言いたいことが
曲解して伝わる可能性が大きいのです。
まず、「法」とは何なのか
について説明します。
先ほども説明した通り、
「法」とは動詞の分類の一つです。
(「法」の下に「時制」の分類があります。
今回は「時制」については触れません。)
そして、この「法」には5種類あり、
① 直接法 Modo indicativo
② 条件法 Modo condizionale
③ 接続法 Modo congiuntivo
④ 命令法 Modo imperativo
⑤ 不定法 Modi indifiniti
です。
この中でも特に使い分けに
注意が必要なのは、
①②③です。
これらの説明は一旦置いておいて、
先にそれ以外について説明します。
④命令法はその名の通り、
命令や丁寧なアドバイスをする際に使います。
⑤不定法には、
a. 不定詞 indifinito
b.分詞 participio
c.ジェルンディオ gerundio
の三つがあり、
それぞれ
aは英語でいうところの動詞の原形
bは現在分詞と過去分詞があり、
主に名詞や形容詞になり、
過去分詞は完了形の時制に使われ、
cは主に英語でいうところの
現在進行形の文章を作るために使われます。
さて、本題の①から③について説明します。
①直接法は、
「現実の世界」の事柄や紛れもない事実
②条件法は、
「意志の世界」の事柄や願望、夢
③接続法は、
個人の
「思考の世界(主観性、個人の立場、思想)」
を表します。
つまり、表したいことが違うと動詞の活用が変わるということです。
これだけでは分かりにくいと思うので、
日本文を例にして比べてみましょう。
①私はイタリアに行く。
②私はイタリアに行けたらいいなぁ!
③私はイタリアに行くと思う。
のようになります。
どうでしょうか。
違いは何となく分かりましたか?
この日本文から分かるように、
日本語では「行く」という動詞の形に
変化はありませんが、
上の分をイタリア語に直すと、
動詞はそれぞれ
①vado ②andrei ③vada
となり、
全く違うのです。
だから、何度も言っているように
イタリア語における「法」の概念を
抑えることはとても重要なのです。
この「法」を抑えるためには、
ノートにそれぞれの法の例文を日本語で
いいのでいくつか書いてみることで、
まずは日本語で
「法」の違いを覚えましょう。
イタリア語で書くのは、
まだ動詞の変化を教えていないので
無理だと思いますので。
それでは今回はここまで。
Arrideverci!
イタリアの発音の間違いあるある!
今までのブログでは、
「書く」ための学習でしたが、
今回は「話す」ことに重きを置いて
説明していきます。
今回のテーマは、
ズバリ発音です。
以前ブログで話したような
一音一音の発音ではなく、
単語を跨いで繋げる発音についてです。
何故それを学ぶ必要があるのか。
それはイタリア語の流暢さにあります。
イタリア人はイタリア語を
途切れさせずに
できるだけ一息に発音するのです。
なので今回学ぶことを習得すると
イタリア語をよりネイティブに近い形で
発音出来るようになるのです。
逆にできなければ
伝わりにくかったり、
「発音下手w」と思われたり
するかもしれません。
まず、今回学ぶことの例をいくつか出します。
例1 l'amico
このように定冠詞と母音で始まる名詞が
アポストロフィで繋がっている時は
「エル アミーコ」ではなく、
「ラミーコ」と発音します。
これだけにとどまらず、
いずれ学習するであろう、
「前置詞+冠詞+名詞」の短縮形でも同様です。
例えば、
「in+la+appartamento」(マンションで)
ならば「nell'appartamento」
と短縮して書き、
「ネッラッパルタメント」と発音します。
文法自体はいずれ学習するので今回は、
このようにつなげて発音する場合がある
ということだけ覚えてください。
次に行きますね。
例2. per esempio (例えば)
これは普通に読めば「ペル エゼンピオ」
となりますが、
イタリア人はそのように読まず
つなげて「ペレゼンピオ」
と発音します。
このように
単語を跨いで発音が繋げられる事が
あるのです。
お気づきの方もいると思いますが、
例1も例2も、
後ろの単語が母音で始まる時なんです!
そうと決まれば、
次の文章を赤文字の部分に注意して
発音してみましょう。
訳はできなくても、
発音は出来るはずです!
1) Vorrei giocare lo sport,
per esempio il calcio, il pallavolo e il baseball.
(訳:僕はスポーツがしたい。
例えば、サッカー、バレーボール、野球など。)
2) Sono stato nell'albergo con l'amica.
(訳:私は女友達とホテルにいた。)
今後も様々なパターンで
このような発音を必要とする時が
来ると思いますが、
同じ要領で発音していきましょう。
これであなたも
イタリア人と同じ発音を手に入れ、
スラスラと読めるようになります!
今日はここまで!
Arrideverci!