イタリア語短期間マスター講座

現役難関国立大学でイタリア語を学んでいる僕があなたの勉強の手助けをします!

ややこしい名詞の複数形

f:id:oitai:20230612005033p:image前回は名詞の性について学びましたね!

 

今回は

 

名詞の数

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つまり複数形について学んでいきます!

 

まず基本的な複数形の仕方ですが、

名詞を複数形にするときは

 

語尾

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に注目します!

 

前回、名詞は外来語を除くと、

 

「a」「e」「o」

 

で終わることを学びました!

 

複数形にするにはこの語尾1字を

変えるだけです!

「o」,「e」→「i」

例) libro「本」→libri cane「犬」→cani

「a」→「e」

例) ragazza→ragazze

 

これだけです!

カンタンでしょう?

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、、、とはまあいかないのは

もうお分かりしょうか、、、笑

 

そうなんです!

複数形にも例外というものが存在します。

といっても上の基本ルールが

変わるわけでは無く、

ある単語の並びがある条件で終わる時、

変化があるのです。 

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順に説明していきます。

 

まず1つ目は

「-co」「-go」で終わる時です。

この2文字の前の文字が

母音か子音かで形が変わります。

 

母音の場合:「-ci」「-gi」

例) amico「友達」→amici

      asparago「アスパラガス」→asparagi

子音の場合:「-chi」「-ghi」

例) parco「公園」→parchi

      fungo「キノコ」→funghi

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と変化します。

初めに「例外が存在する」

と説明して始めましたが、

例外にも例外が存在します。

例) lago「湖」→lagi

 

「ルール?何それ?美味しいの?w」

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と言いたくなるのは良くわかります。

僕も教科書にキレました笑笑

 

2つ目は

「-ca」「-ga」です。

これは母音子音は関係なく

一つに決まっています。

「-ca」→「-che」

例) amica「友達」→amiche

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「-ga」→「-ghe」

例) riga「線」→righe 

 

となります。

 

3つ目は、「-cia」「-gia」です。

この文字列の場合も前の単語が 

母音か子音かによって形が変わります。

 

母音の場合:「-cie」「-gie」

例) camicia「ワイシャツ」→camicie

      ciliegia「サクランボ」→ciliegie

 

子音の場合:「-ce」「-ge」

例) arancia「みかん」→arancegg

      frangia「房飾り」→frange

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4つ目は、「-io」です。

この文字列で終わる男性名詞は一般的に「-ii」ではなく、「-i」で終わります。

例) occhio「目」→occhi

      orologio「時計」→orologi

 

ただし、例外もあります。

 

これを見たあなたはもうこう思うはずです。

 

「今ってややこしい複数形への変化、

つまり例外をやってるんでしょ?

それなのにまたその例外に例外があるの?

勘弁してくれよ、、、」

と。

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もう本当にその通りで、

またもや例外にも例外があるのです。

その例外がこちら。

   zio「おじ」→zii 

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そう、見てわかるように

普通の複数形の作り方「-o」→「-i」の変化

を「-io」にも適応できる場合があるのです。

 

ですが、安心してください❗️ 

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それにはしっかりとしたルールがあります!

 

そのルールとは、、、

 

「-io」の後ろから

2つ目の「i」に

アクセントがある場合、

「-io」は「-i」ではなく

「-ii」へと変化する!

 

です。

 

アクセントがそこにあるかどうか

不安な場合は辞書を引き、

「i」の上にアクセント記号があるかを

確認しましょう。

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5つ目は、「-ista」です。

この文字列で終わる単語は主にを表します。

例えば

「artista(芸術家)」「barista(バーテンダー)」

などです。

この単語は「男女共通」のもので、

単数形では「artista」で

男性の芸術家でも女性の芸術家でも

どちらでも表すことができるのです。

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ただ複数形になると、男女で形が変わります。

男性の芸術家数人を表したいなら「artisti」

女性の芸術家数人を表したいなら「artiste」

となります。

 

6つ目は、「体の部分を指す名詞」です。

字面だけで見ると今までのものより

ふわふわしていてわかりにくいですよね?

安心してください!

ちゃんと説明します。

 

まず、

「体の部分を表す名詞」というのは

「手(dito)」「腕(braccio」「卵(uovo」

などです。

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そして、

これらが複数形になると、

特殊な変化が起きます。

 

それは、

「複数回になると女性名詞になる」

です。

 

例えば上記の単語はそれぞれ、

 「dita」「braccia」「uova」

になります。

 

7つ目は、「uomo」です。

そうなんです。

7つ目はこの単語一つだけで、

この単語唯一の変化をするのです。

uomo「人間、男性」→uomini

です。

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これは1つしかないので

しっかり覚えてくださいね。

 

そして、最後にもう一つだけ。

 

実は、複数形になっても

語尾が一切変化しない名詞も存在するのです。

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以下のものがそれに当てはまります。

a) 最後の母音にアクセント記号がつく

 例) caffe「コーヒー」

(eの上にはアクセント記号が

ついているとして見てください)

b) 1つの音節からなる

 例) re「王」

c) 外来語

 例) bar(バール)  (酒場のバーのことです)

d) ギリシャ語源の「-si」で終わる女性名詞

 例) tesi「論文」

e) 略された語

 例) bici「自転車」

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などです。

 

ここまでたくさんの名詞の複数形の例外を

学んできましたがどうでしたか?

 

「多すぎる・・・」

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が、

あなたがまず初めに思う感想だと思います。

 

このブログでこういう変化があることを「知る」ことができました。

ですので、ここからはあなたがこれを

「覚えていく」フェーズに移行します。

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覚える練習としては、

まずは僕が例に出した単語をノートに

音読しながら書いていきましょう。

まずは基本の単語で

どのような変化になるのかを覚えて

書けるようになるのが第一歩です!

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今回はここまで!

 

 

Arrideverci!

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