イタリア語のややこしい名詞の性
前回は発音のことについて学習しました。
しっかり発音できるようになりましたか?
少しでも怠ってしまうと発音が
できなくなるので、
これからも定期的に練習していきましょう。
さて、今回は
ややこしい
名詞の性
について
学んでいきます。
まずあなたは思うでしょう。
「名詞の性別って
なんだ???」
と。
まず説明するとその字面の通り、
イタリア語の名詞には
男性名詞と女性名詞
というふうに性別があるのです。
とまあこの説明は後程するとしまして、
まずはこれを学ぶ理由について説明します。
イタリア語では名詞の性や数に合わせて、
名詞の前につける冠詞(英語でいうaやthe)
や形容詞の形が変わってくるのです。
つまり、
名詞の性別が男女どちらか
分からなければ正しい文が
書けない
のです!
さて、まずこの記事で覚えてほしいことは
不規則な男性名詞と女性名詞の見分け方
です。
では、その内容を今から説明していきます。
まず基本的に語尾が
「o」で終わる名詞は 男性名詞
例) libro 「本」
「a」で終わる名詞は女性名詞
例) borsa「かばん」
です。
それだけならば簡単だったでしょう。
ところがどっこい
「a」「o」以外の語尾で終わる名詞も
存在してしまうのです。
まず1つ目が、「e」で終わる名詞です。
あなたはこれは男性と女性
どちらだと思いますか?
実は、、、
どちらでもあるのです。
「ん・・・?」
ってなりますよね笑
つまりは、「e」で終わる名詞には
男性名詞も女性名詞も含まれる
ということなんです。
例えば
cane「犬」、
これは男性名詞ですが、、、
arte「芸術」
これは女性名詞なんです。
もうわけがわからないですよね?笑
僕もそうでした。
そして2つ目が、外来語や略語などです。
まず外来語で言えば
例えば
sushi「寿司」、computer「コンピューター」などは「o」で終わってないですが、男性名詞です。
それに対して
「e-mail」、「reception」などは女性名詞になります。
次に略語ですが、
例えば
foto「写真」という単語があります。
「これは「o」で終わってるから男性名詞!」
と思ったあなた騙されています。
実は、、、
これは女性名詞なんです。
「なんで・・・?「o」で終わってるじゃん!この嘘つき!」
と思われているでしょう。
理由を説明します。
これは「foto」が略語だからです。
元は「fotografia」という「a」で終わる名詞だったものが省略されてできた形なのです。
他にも以下のような略語がありますが、すべて女性名詞です。
例) motocicletta「オートバイ」→moto
bicicletta「自転車」→bici
automobile「自動車」→auto
このように名詞の性に関する例外は
数多くあります。
あなたはイタリア語を勉強する上でこれらを
覚えて行かなければいけません。
その上でのコツはあるとすれば1つです。
それは、
「人間を表す名詞の性はそのまま」
ということです。
例えば、「父」が男性であるように、
padre「父」も男性名詞ということです。
このルールに当てはめれば
一部の名詞の性はとても覚えやすくなります。
残りの単語は根性で
覚えていくしかないのです・・・。
ですがいきなり全てを覚えろとは言いません。
まずはこのブログに載っている単語の性から覚えていきましょう。
そして、
前回や次回以降の今回以外のブログでも
多くの名詞を紹介していくので、
分からないものは逐一調べて
ゆっくりで良いので
少しずつ覚えていきましょう!
今回はここまで!
Arrideverci!